「モース博士と江の島」

モース研究(小野私版)

  挨 拶

エドワード・モースは大森貝塚の発見者として有名ですが、実は英ダーウィン進化論の研究材料としてのシャミセンガイを求めて、明治10年(1877年)に米国ボストンから来日しました。

江の島に東洋初の臨海実験所を作り、日本の生物学・考古学・民俗学などに貢献された方で、江の島に縁の深い東京大学初の動物学者です。

 『2019江の島モース祭』 に

  初 めて参加される方へ!

 

<モース紹介>

E Sモースはダーウィンの進化論を実証し、『シャミセンガイ(腕足類)』採集のために
1877(明治10)年6月アメリカから来日し、江の島に東洋初の臨海実験所を造る。
 
これが縁で東京大学の初代動物学教授になったモースは、考古学・民俗学・人類学等の
分野でも日本の文化向上に大きく寄与し、海外に日本文化や日本人の良さを紹介した
3度の来日で日本各地の古代遺跡を発掘し、大森貝塚の発見は教科書で紹介されている。
帰国後の1917年“Japan Day By Day”を出版。(邦訳は「日本その日その日」1927年)
 

<江の島モース祭>

モースの偉業に感謝し、大いに学ぼうとするイベントです。
偉業を顕彰する「モース記念碑」が1985(昭和60)年4月 江の島北緑地広場に完成。
それ以降、記念碑前で『江の島モース祭』が毎年行われ、全国から関係者が参加します。
モース臨海実験所跡碑を見学後、記念講演会と昼食交流会が行われる。
 
2019年6月1日(土) 第1部・碑前祭10時~11時 江の島北緑地公園「モース記念碑」前
第2部・記念行事11時~13時頃 江の島アイランドスパ4階グリル
 (案内図と交通アクセスは別頁参照)

 
 
 
  

 

 <モース研究会>

 モース来日100周年を記念し1978(昭和53)年11月に設立。モース博士の知的好奇心を学び、歴史と科学的調査・研究・実践を通して、文化の向上と国際親善に寄与する団体です。
 興味のある方はどなたでも歓迎です。月例会(毎月第2日曜10~12時)に参加ください。
 
事務局:〒251-0025 藤沢市鵠沼石上1-1-1 江ノ電第2ビル7階 江ノ電沿線新聞社方 
☎0466-26-3028 Fax:0466-27-5091 
ホームページ:http://morseken.jimdofree.com/


 
 
 
 
 
 
 



  

モース博士とは、こんな人 !

Edward Sylvester Morse  1838年~1925年
アメリカ合衆国北東部のメイン州ポートランド生れ
動物学者・民俗学者・博物学者・東洋研究家
シャミゼンガイを求めて明治10(1877)年に来日(39歳)
江の島に東洋初の臨海実験所を開設(腕足類の研究)
東京大学の初代動物学教授(日本近代動物学の基礎を築く)
日本に初めて、ダーウィンの進化論を伝えた
家族同伴含め3度も来日した親日家で、欧米に日本文化を紹介
皇室から勲3等旭日章を受け、さらに勲2等瑞宝章を加贈された
日本民衆の生活用具類コレクション(明治時代の民具 数万点)
日本の着色ガラス写真(約千点)と陶器(約5千点)のコレクション 

 

モース研究会 <2019年4月発行>

モース記念碑

江の島北緑地広場にモース記念碑が設置されています。

サミセンガイ

サミセンガイを英ダーウィン進化論の 研究材料としていました。 

モース写真集

江の島北緑地のモース顕彰記念碑
藤沢市民団体と有志により建立
1985年(昭和60年)4月

研究するモースと江の島の子ども達
制作者:山本正道氏  1985年

モースの江ノ島臨海実験所跡碑

東洋で初めての臨海実験所

モース研究会員が執筆した
藤沢市史ブックレット9号
2018年(平成30年)3月発行

  モース通信

  モース通信

  モース通信集

  モース通信

博士帽姿のモース

 石川千代松がモース講演をまとめた

  動物進化論の表紙

講演会では両手で別々の画を同時に描く
モースが大きな評価を受ける